布団に入っても足が冷たいと、なかなか寝付けなくて寝不足になり、朝起きるのがとても辛くなります。
特に冬場は眠いし布団から出られないしと、とにかく辛く感じることが多くなる季節です。
足先の冷え対策として靴下を履いて寝る人もいますが、履いている靴下によっては足先の冷えを悪化させてしまいます。
では、足先の冷え対策に良い靴下はどのような靴下なのでしょうか。
また、靴下以外に足先の冷えを改善する方法はあるのでしょうか。
足先の冷えはとても辛く、私も経験した一人です。
そこで、私がこれまで色々試した足先の冷え改善マッサージや、ツボ押し、グッズなどをご紹介しましょう。
きっと、自分に最適な改善法が見つかるはずです。
なぜ布団に入っても足が冷たいの?
足先が冷えすぎてしびれる!痛い!という経験は私もありました。
過去形なので今は改善していますが、足先が冷えすぎている時は布団に入ってもなかなか温まらず、寝不足で辛い思いをしていました。
では、なぜ足先が極端に冷えてしまうのでしょう。
足先が冷える原因は様々ですが、メカニズムを簡単に言えば、眠る時は体内の「深部体温」が下がらなければならないものが、なかなか下がらないために足先が冷えてしまいます。
また、体内の血流が悪いことも足先が冷える原因となってしまうのです。
足先が冷える原因やメカニズムをもっと詳しく知りたいという人は、詳細記事にて詳しく解説していますのでご参照ください。
足先が冷える原因は病気の可能性もありますので、メカニズムや原因をしっかり把握しておくことが大切です。
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足先が冷えてしびれる!原因を知り効果的な解決策を
冬になると足先が冷えるのは当然ですが、冷えすぎてしびれる、痛くなる、布団に入っても眠れないとなると辛くて泣きたくなってきます。 私も冬になると足先が冷えやすく、少し外で作業をしていただけで足先は氷のよ ...
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布団に入っても足先が冷えて辛い!そんな時は快適に眠るための改善法を
では、私が足先の冷えを改善した方法をいくつかご紹介しましょう。
まず始めはいつでもどこでもできるトレーニングやマッサージ法です。
足先の冷えが強くて眠れない時に実践してみると、足先がポカポカ温かくなって早く眠りにつくことができます。
足の指を動かすマッサージで血行促進
足先が冷えて辛い時は、血流が悪く足先にまで血液が届いていないためです。
そこで、足の指を動かして血行促進を促すと、足先が温まり早く眠りにつくことができます。
では、足の指の動かし方をご説明しましょう。
step
1足の指を閉じたり開いたりする「グーパー運動」をする。
グーパー運動をしていると足先にじんわり血液が通い温かくなってくるのがわかります。
step
2足の指の爪を手の指でつまむ。
親指から順番につまみ、1本ずつグルグルと回します。
step
3足の指の先端部分をギュッとつまんで10秒数える。
指の先端をつまんでいる時は血液が止まっていますが、10秒後にパッと離すと急激に血液が通いだします。
3つのうちのどれかをするだけでも効果はありますが、足先の冷えを早く改善したい時は3つ全てをしてもかまいません。
筋肉量が多い下半身を鍛えるトレーニングで代謝アップ
足先が冷える原因として、体についている筋肉量が少なく、基礎代謝が低く冷えやすいことが考えられます。
ですので、筋肉量が増えれば基礎代謝が上がります。
筋肉量を増やすには、体の約7割にあたる筋肉がある下半身を中心に運動するとよいでしょう。
スクワットなら1回1回時間をかけて行えば、何度もする必要がありませんのでおすすめです。
また自律神経の乱れにより足先が冷えている可能性もありますので、ウォーキングなどの適度な有酸素運動をすれば自律神経が整うでしょう。
「手先足先ブラブラ体操」で血流改善
「手先足先ブラブラ体操」は、布団に入る前にしておくと足先がポカポカして入眠しやすいのでおすすめです。
ただし、息が切れるほど激しい動きをしないように注意してください。
激しい動きをすると睡眠時に優位にならなければならない副交感神経がうまく働かず、日中の活動時に優位になる交感神経が優位になって入眠しにくくなります。
では、「手先足先ブラブラ体操」の仕方をご説明しましょう。
step
1仰向けに寝転がり、両手と両足を持ち上げてブラブラさせます。
この運動で足先や手先への血流量が減ります。
step
2次に、ブラブラさせていた両手両足を一気に下げます。
すると、血流が一気に流れます。
この、①と②の運動を繰り返すことで足先にある末梢血管を鍛えることができるので、血流が良くなり足先が温かくなります。
テレビ番組でも紹介された足先マッサージ法
テレビ番組でも紹介された足先のマッサージ法は、血流不足の足先に血液を行き届かせる方法です。
足先がとても温まるので、実践してみてください。
- 足の指、それぞれの間に手の指を入れていき、全ての足の指を開きます。
- 手の指を入れたまま足の指を開いたら、そのままグルグルと足の指を回します。
- 反対側の足の指も同じようにしましょう。
- この動きを足の指が開くまで数回行います。
- 足の指が温まると、足の指が自然と開くようになりますので血流が改善された証拠です。
- 最後に足先からふくらはぎをしっかりと揉みほぐしましょう。
ふくらはぎは、歩くことで足先の血液を心臓に送り返すポンプの役目をしているので疲労もたまりやすく血流が悪くなりがちです。
ふくらはぎも足先と同じようにしっかりとケアしてあげましょう。
「ながら」でできる!足先ポカポカ体操
忙しい主婦は、マッサージをする時間を取れないという人もいます。
そんな方におすすめしたいのが「ながら体操」です。
足先の血流を促すには、足を使った「ながら体操」がよいでしょう。
キッチンで作業をしながら、洗濯物を干しながらでもできる体操です。
step
1まず、足を肩幅に開きます。
step
2あとは、ゆっくりとかかとを上げつま先立ちをします。
かかとを下す時もゆっくり下ろします。 この、「ゆっくり」というところがポイントです。
ながら体操はかかとを上下させるので、つま先だけではなくふくらはぎの運動にもなり、慢性的な冷えを改善することにもなります。
布団に入っても足先が冷たい時は「ツボ」で冷え改善!簡単ツボ押し3カ所
足先の冷えを改善するマッサージをする暇もないという人は、即効性の高いツボ押しがおすすめです。
人体には、様々なツボがあり、そのツボを刺激することで症状が改善されます。
そこで、手足の冷えを改善するツボをご紹介しましょう。
今回は3点のツボをご紹介しますが、たった3点でもツボ押しをすると足先がポカポカしてくるので、足先の冷えが辛いという時は実践してみましょう。
手の「合谷(ごうこく)」を押すと手足の冷え改善
手にある「合谷」のツボは、足先だけではなく手先の冷えも改善するツボです。
合谷は、手の親指と人差し指のちょうど付け根くらいの位置にあります。
親指と人差し指の水かきより少し奥にあるツボです。
手の甲を上に向けて、反対側の親指で合谷をグーっと押して刺激しましょう。
足首にある「太谿(たいけい)」で下半身の冷えを改善
足首の内側には「太谿」というツボがあります。
太谿は腎臓の働きと繋がっているので、腎臓の働き改善にもなりますし、下半身の冷えを改善してくれるツボでもあります。
太谿は、足首の内側にあるくるぶしのアキレス腱側にあります。
くるぶしは丸く山のようになっているので、ちょうど山を下りた麓(ふもと)のあたりに太谿があります。
アキレス腱側ですので、反対側の麓と間違えないようにしましょう。
この太谿に両手の親指を重ねて押し当てます。
グーっと5秒ほどゆっくり押し、離す時も5秒かけてゆっくり離します。
これを繰り返していると足先がポカポカ温かくなってきます。
足の指にある「八風(はっぷう)」で足先の冷えを改善
「八風」は足の甲にあるツボです。
足の甲の指と指の間の付け根にあり、片足で4か所ずつありますので、合計8か所あります。
8か所あるツボをそれぞれ手の指でつまみ、押し揉むようにして刺激します。
8か所全ての八風を繰り返し押していくと、足先が温かくなり血流が改善されます。
足先にダイレクトに効果があるのは八風ですが、太谿や合谷も足の冷えに効果のあるツボですので、一緒に刺激すると足先だけではなく、足全体の冷え改善にもつながり足先が冷えにくくなります。
布団に入っても足先が冷たい時に効果的な快適グッズ7選
足先の冷えを改善するのにマッサージやツボ押しは高い効果がありますが、マッサージやツボ押しを始めて間もない時は、一時的には温かくなるものの持続力がないこともあります。
繰り返し行うことで慢性的な冷えは改善されますが、最初のうちはグッズを使って足先の冷え対策をすることも大切です。
よく、足先が冷えるからと靴下を履いて寝る人がいますが、実は足先をさらに冷やしている原因になっています。
靴下が足先を冷やす原因になっていることを、詳しく解説している記事がありますので、ご参照ください。
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足先が冷えてしびれる!原因を知り効果的な解決策を
冬になると足先が冷えるのは当然ですが、冷えすぎてしびれる、痛くなる、布団に入っても眠れないとなると辛くて泣きたくなってきます。 私も冬になると足先が冷えやすく、少し外で作業をしていただけで足先は氷のよ ...
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ですが、どうしても靴下を履かなければ眠れないという人のために、靴下を履いて寝ても足先が冷えないグッズや、そのほか足先の冷え対策に最適なグッズを7点ご紹介します。
腹巻で内臓を温めると足先が早く温まる
足先の冷えは内臓が冷えているためでもあります。
生命維持に不可欠な内臓の体温を先に上げようとするので、内臓に血液を多く流します。そのため、足先や手先などの末端への血流不足となり冷えが起こっているのです。
つまり、内臓を温めると足先や手足の末端まで血流が届くようになるので、腹巻などで内臓を温めると足先の冷えが改善されます。
ただし、締め付けのきつい腹巻は逆に血流が悪くなってしまいますので、素材が柔らかく締め付けが緩いものにし、伸縮性が良いものを選びましょう。
「レッグウォーマー」は安心して履いて寝られるので足先の冷え改善に最適
足先の冷えを改善するために靴下を履くと、逆に足先を冷やす原因になります。
ですが、レッグウォーマーなら足の裏を覆ってしまうことはないので、足の裏に汗をかいてもきちんと汗と熱が放出され、靴下に汗が染み込んで足先を冷やすことは起こりません。
足先の冷えは体の中のあらゆる「首」を温めると改善されるため、レッグウォーマーで足首の冷えを解消すると足先の冷えも改善されます。
足首と同様に、首や手首も冷やさないようにすると血流が良くなり足先の冷え改善に繋がります。
足先をくるむ「毛布型靴下」?!ゆったりサイズで締め付けもなし
レッグウォーマーを試してみたけれど、どうしても足先が冷えるという人は、靴下のように締め付けがない毛布型の靴下がおすすめです。
とてもゆったりしたサイズですので、締め付け感もなく、足の裏も何かを履いているという感覚はありません。
毛布を足にくるむように作られているため、足先だけではなく足首やふくらはぎの冷えも改善できます。
また、素材が毛布ですのでとても柔らかく寝ている時もストレスを感じません。
布団の中にセットするだけで足先ポカポカ!「足先用電気毛布」
電気毛布は電気毛布でも、足先用の電気毛布があります。
布団の中に足先用電気毛布をセットしてスイッチを入れれば足先はポカポカ状態で眠ることができます。
一般的な大きな電気毛布とは違い、足先用ということで小型ですので電気代も少なくて済み、畳めばコンパクトになりますので、旅行先などに持っていくことも可能です。
足先の冷えには定番「湯たんぽ」レンジで簡単!火傷もなし
足先の冷えと言えば「湯たんぽ」と言われるほど、昔から愛用されてきたグッズです。
ですが、昔使われていたものはアルミ製でタオルを巻いていても、ごそごそ動く足先のせいでタオルが取れて火傷をすることも少なくありませんでした。
しかし今では、プラスチック製でカバーも専用にしっかり作られているので火傷の心配はなく、レンジでチンすれば簡単に湯たんぽの機能を果たす商品もあります。
冬の必需品と言われる湯たんぽは、多くの種類が販売されており使いやすくなってお手軽ですので、1つ常備しておくと便利です。
これなら靴下も必要なし!「足先ポケット付き足布団」
少しおもしろいグッズが「足先ポケット付き足布団」です。
「湯たんぽは足元に置くと違和感があって使えない」
「靴下は履いているだけで眠れない」
という人は、「足先ポケット付き足布団」がおすすめです。
幅はシングル布団ほどあり、足先から膝付近までがポケット状になっている布団です。
これだけ大きな幅がありますので、寝がえりをうっても違和感なくストレスに感じることもありません。
また、足先を包み込んでくれるため、足先はポカポカして快適に眠ることができます。
足の裏を全て覆わないのに足が冷えない「足先インナーソックス」
「とにかく足先だけが冷える!」という人は、「足先インナーソックス」がおすすめです。
つま先から土踏まずまでの大きさですので、足の裏全体を覆わないため汗による冷えを回避することができます。
基本的に足の裏を覆ってしまう靴下は、足の裏にかく汗が原因で冷えをひどくしてしまいますが、足先インナーソックスならその心配はありません。
つま先がとても暖かく、かかとは出ているのに冷えない不思議な靴下です。
締め付けもないので、ストレスなく快適に眠ることができるでしょう。
今回は、足先の冷えに重点を置いてグッズをご紹介しました。
この他にも、手足の冷えを体の内側から改善する入浴剤やサプリメント、オイル、布団系なども下記記事で詳しくご紹介していますので、チェックしてみてください。
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手足の冷えを改善する11の方法!必ず自分に合う改善法がある!
手足の冷えは、男性も女性もとても辛く、一刻も早く改善したいものです。 私の経験から考えると、手足の冷えを改善したいと思っている人は、長い間冷え性に悩んでいるのではないでしょうか。 実際、冷え性になると ...
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布団に入っても足先が冷たいのは、お湯を正しく使えていないのかも
「お湯」は足先の冷えをすぐに改善してくれるだけではなく、慢性的な足先の冷えも改善してくれるので、是非活用したいものです。
足先で「お湯」となると、お風呂や足湯が想像できるかと思います。
ですが、お風呂に浸かる時の温度や浸かる時間、足湯の仕方など、正しい方法でお湯を活用しなければ効果は半減されてしまいます。
足先の冷え改善に大きな力を発揮するお湯の正しい使い方は、下記詳細記事にて解説していますので、ご参照ください。
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冬になると足先が冷えるのは当然ですが、冷えすぎてしびれる、痛くなる、布団に入っても眠れないとなると辛くて泣きたくなってきます。 私も冬になると足先が冷えやすく、少し外で作業をしていただけで足先は氷のよ ...
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まとめ
布団に入っていも足が冷たいという時は一刻も早く足先の冷えを何とかしたいものです。
足先の冷えがひどすぎて、なかなか入眠できなければ睡眠不足になり自律神経が乱れてしまいますので、さらに足先を冷やし慢性的な冷えの原因となってしまいます。
一刻も早く冷えを何とかしたいという時は、マッサージやツボ押し、グッズなどを活用し、
できるだけ早く足先の冷えを改善して、早く入眠できるようにすることが大切です。
これまでご紹介してきた改善法なら、自分に合ったものが必ず見つかるはずです。
ストレスのない、自分に合った改善法を実践して足先の冷えを改善しましょう。