手足の冷えのことが全てわかる!それぞれの原因と改善法

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男性の手足の冷えは要注意!男性特有の原因と改善法

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「冷え性と言えば女性」と思われがちですが、「男だって寒い!」と思っている男性が増えてきています。

インターネットの調査会社が冷えについてアンケートを取ったところ、体の冷えを感じた経験があると答えた人は、女性が86.2%ということで「冷え性と言えば女性」と言われているのがわかるほど高い数値でした。

ですが、もっとびっくりするのが男性の回答です。
男性でも61.5%の人が冷えを感じた経験があると回答したのです。
この中で約1割の男性は、冷えが辛いとも感じています。

さらに、冷えの対策をしたことがあると答えたのは、女性62.5%に対し男性は28.8%しかいませんでした。

つまり、男性が冷えを感じることが多くなっているにも関わらず、何の対策もしていない人が多いということです。

男性の場合、「冷えを感じることくらいあるだろう」と放置しておくと重大な病気になる可能性があります。

男性の冷えには男性特有の原因があり、冷え方にも特徴があります。
では、男性特有の冷えの原因は何なのでしょうか。
また、冷えを改善するにはどうすればよいのでしょうか。

女性の冷えとは違う、男性の冷えについて詳しく解説していきます。

男性特有の手足の冷えの症状には3つの種類がある

男性の冷えの症状として3つのタイプがあります。
女性にも多い「末端冷え性」は男性でもなりますし、そのほか「内蔵冷え性」「全身型冷え性」など男性特有の冷えのタイプがあります。

特に、男性に多い「全身型冷え性」には注意が必要です。
では、それぞれのタイプ別にどのような特徴があるのかご説明していきましょう。

デスクワークが多い男性がなりやすい「末端冷え性」

デスクワークする男性

末端冷え性は、体は温かいのに手足の先だけ冷える症状のことで、運動などで体温が上がっても、手足の先は温まりにくく冷たいままです。

女性に多い症状ですが、男性でもデスクワークが多く運動不足の人はなりやすくなります。
また、男性の場合、責任の重い仕事を任されることも多いので、ストレスが溜まりやすいため自律神経が乱れ末端冷え性になりやすくなります。

接待が多い男性がなりやすい「内蔵型冷え性」

男性に多い冷えとして「内蔵型冷え性」があります。
内蔵型冷え性は自覚しにくい冷え性ですので、「隠れ冷え性」とも言われています。

接待が多く、アルコールなど冷たい飲み物を良く飲む男性は内蔵型冷え性になりやすい傾向があります。
また、残業が多い、夜間の仕事をしているなど不規則な生活が当たり前になっている人もなりやすい冷え性です。

末端冷え性のように手足の先が冷えることはなく、手先や足先は温かいのですが、内臓が冷えているので「ちょっと寒いかも」というくらいしか自覚がありません。

内臓が冷えているので、特にお腹の調子が悪くなります。

男性特有の「全身型冷え性」は自覚しにくい

昼寝する男性

全身型冷え性は男性特有の冷え性です。
昼夜逆転の生活になっている、仕事が忙しくて運動をする暇がない、面倒なのでいつもコンビニ弁当という人は全身型冷え性になっているかもしれません。

全身型冷え性は、末端冷え性の症状はなく、かなり厳しい冷えを感じます。
全身の自律神経が乱れているため、体温自体が低くなってしまいます。

低体温になると体を動かすのも辛いため、日中も活力がなく、夜はさらに冷えて眠れないという人もいます。
体全体が冷えるので手足の冷えもあり、「冷えが辛い」と感じている男性の多くは、全身型冷え性の可能性があります。

男性は要注意!手足の冷えは重大な病気になる可能性がある

男性の冷えが急増していますが、女性の冷え性とは違い、男性の場合は手足の冷えが後に重大な病気になる可能性があります。

先程、男性特有の冷え性をタイプ別にご説明しましたので、それぞれのタイプでどのような病気を引き起こすのか解説していきます。

「末端冷え性」から動脈硬化などの病気を引き起こす

男性の足元

女性だけではなく男性にも増えている末端冷え性ですが、男性の場合、手足の冷えは生活習慣病になることが多く、動脈硬化を引き起こす可能性があります。

女性よりも筋肉量が多い男性の手足が冷えるということは、血流がすでに悪化している状態の可能性があります。

血流が悪くなると動脈硬化を引き起こしやすくなり、冬場は血管が収縮しますので脳梗塞や心筋梗塞になる可能性があります。

脳梗塞や心筋梗塞と聞くと心臓や脳の血管が詰まると思いがちですが、実際手足の冷えがある男性は足の血管まで詰まっていることが多いのです。

足の血管が詰まっていると、血液が流れなくなるため足を切断するというケースも少なくありません。

足の血管は動脈硬化の影響で徐々に詰まっていきますので、血管の詰まりがひどくなってくると手足も冷えてくるのです。

手足の冷え以外に、歩くと足が痛くなる、最近疲れやすい、血色が悪いという症状がある場合は、一刻も早く医療機関を受診する必要があります。

「内蔵型冷え性」「全身型冷え性」からED(勃起障害)を引き起こす

夫婦喧嘩

男性の手足の冷えということで解説していますが、内蔵型冷え性と全身型冷え性に同じ病気を引き起こす可能性がありますので解説しておきましょう。

内蔵型冷え性は内臓が冷え、全身型冷え性は低体温になります。
つまり、どちらのタイプも内臓が冷えてしまうので、免疫力が下がり、内臓の血流が悪くなることでED(勃起障害)を引き起こす可能性があります。

女性同様、男性にも更年期障害がありますが、男性の更年期障害はほとんど自覚症状がないほど軽いと言われています。

しかし、冷えが原因で更年期障害が早く出てしまったり、症状が重くなることがあるのです。
更年期障害になると男性ホルモンが減少するためED(勃起障害)になり、気力や性欲の低下、火照り、冷えを招きます。

もし、現在冷えに悩んでいる状態で、気力や精力がない、火照るなどの症状がある場合は男性更年期障害になっている可能性があります。

男性特有の「全身型冷え性」は要注意!EDの他にも様々な病気を招く

「隠れ冷え性」とも呼ばれており、自覚症状が少ない全身型冷え性は男性特有の冷え性ですが、特に注意しなければならないタイプです。

全身型冷え性はEDだけではなく、他の病気を引き起こすこともあります。

全身型冷え性は低体温になるため、脳や体の機能も低下してしまいます。
そのため、気力や活力もなくなり精神疾患を患う可能性もあるのです。

また、低体温になるため全身の血流が悪くなり代謝が落ちてしまいます。
すると、老廃物をうまく体外へ排出することができなくなり加齢臭がひどくなることもあります。

さらに、全身の血流が悪くなると頭皮への血流も悪くなるので抜け毛が増え、薄毛の原因となってしまいます。

手足の冷えを含む男性特有の全身型冷え性は、様々な病気やトラブルを引き起こしますので、早く改善することが大切です。

自分が全身型冷え性かもしれないという人は、朝・昼・夜の3回体温を測ってみてください。
1度以上の体温の変動がある場合は全身型冷え性の可能性がありますので、後にお話する改善策をすぐに実行しましょう。

なぜ最近男性に手足の冷えが多いの?それは男性特有の原因が関係している

男性の冷え性には3つのタイプがあるとわかりました。
それぞれ3つのタイプから引き起こされる病気が女性とは違うように、男性の手足の冷えは、男性特有の原因があります。

冷え性の可能性があるという男性は、自分の冷えにどんな原因があるのかをつきとめ、一刻も早く冷えを改善する必要があります。

働き盛りの30代~50代は、これからという世代ですので、冷えの原因をしっかりと把握しておきましょう。

ストレス社会で生きる男性は自律神経の乱れが大きな原因

プロジェクトリーダー

男性の場合、プロジェクトチームのリーダーになったり、管理職に昇進したりと、責任のある重い仕事を任されることも多いでしょう。

日本はストレス社会と言われていますから、通勤するだけでもかなりのストレスがかかります。
その上、責任の重い仕事を任されるとなると、毎日のストレスは計り知れないものになるでしょう。

過度にストレスがかかると自律神経が乱れてしまいます。
自律神経が乱れると血流が悪くなり、末端の手先や足先にまで血液が運ばれなくなってしまいます。

自律神経による冷えを詳しく解説している記事ありますので、下記記事をご参照ください。

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残業が多い、夜間の仕事があるなど生活リズムが不規則

深夜のオフィスビル

コンビニエンスストアは夜中に女性は仕事ができないところが多いように、夜間は男性に頼る仕事が多く、昼夜逆転している男性も多いのではないでしょうか。

また、仕事量が多いため毎日夜遅くまで残業している人もいるでしょう。

このように生活リズムが乱れると自律神経が乱れ、血流が悪くなり代謝が悪くなります。代謝が落ちると体内で熱をうまく作り出すことができなくなるので、脳が体温の基準を下げてしまい低体温になってしまうのです。

仕事が忙しいあまり、運動不足になっている

平日での作業では追い付かないので、休日返上で仕事をしている人はいませんか?
仕事が忙しいからと、毎日家と会社の往復になっていませんか?

デスクワークが多い仕事をしている場合、男性でも運動不足になってしまいます。

「女性より男性は筋肉量が多いから大丈夫」と思っている人がいるかもしれませんが、運動不足に男性も女性もありません。

元々筋肉量の多い状態で健康な状態をキープできていたものが、運動不足により筋肉量が健康な状態より減少すれば冷えが起こって当然です。

体は筋肉を動かすことで熱を発し体内を温めます。
特に足の筋肉は心臓から送られてきた血液を心臓に返すという、「下から上へ」血流を流すのに、とても大切なポンプの役目をする筋肉です。

足の筋肉が大切な理由は、下記記事で詳しく解説しています。

運動不足になるということは、体内で熱を発する筋肉量が減り、ポンプの役目もきちんとできない状態になります。
その結果、体内で発する熱量が減り、血行不良になるので冷えの原因になってしまうのです。

若い男性は服装が冷え性の原因になっている可能性も

半端丈ボトムの男性

若い時は「オシャレのためなら寒さも我慢!」と、私も思っていました。
男性の場合、「パンツは腰履き!」「「シャツをパンツに入れるなんて恥ずかしい!」「真冬だけど絶対このジャケットを見てほしい」など、ファッション重視で冷え対策をしていない人がほとんどです。

このように、寒さ対策をしていない服装を続けていると、低体温になる可能性があります。
男性は、女性より皮下脂肪が少ないため、特に寒さを感じやすいのです。

しかし、服装重視で寒さ対策をしていなければ、体温がずっと低いままですので自律神経も乱れてしまいます。
自律神経は手足の冷えの原因になり、低体温になると全身型冷え性を引き起こすことになります。

お酒を飲む機会が多い男性は内臓機能が弱っている

営業職の男性は、特にお酒を飲む機会が多いのではないでしょうか。
また、部下との関係を築くために飲み会をするということもあるでしょう。

飲み会と言えばアルコールですが、アルコールは冷たいので内臓が冷えて当たり前です。
また、アルコールは飲めば温かくなりますので、血流が良くなっていると勘違いしている人が多いのです。

アルコールは一時的に体温を上げ血流を良くしてくれますが、飲みすぎると体内の水分量が減少して血液がドロドロになり血流が悪くなるのです。

血流が悪くなると末端冷え性の原因になりますし、冷たい飲み物ばかりを飲むので、内臓の体温も下がり低体温を引き起こす可能性もあります。

アルコールは末端冷え性だけではなく、内蔵型冷え性、全身型冷え性、全てのタイプの冷え性の原因となるのです。

男性特有の原因には男性特有の冷え改善法がある!手足の冷えはこれで解決

男性特有の手足の冷えには、男性特有の原因がありました。
原因を知れば知るほど「放っておくと危険だな」と感じたのではないでしょうか。

では、男性特有の手足の冷えを改善するにはどうすればよいのでしょうか。
冷え性の全タイプを改善できるように、改善策をご紹介しますので、自分に合った改善策を実践しましょう。

適度な運動をして血流改善

ウォーキング

毎日忙しい男性は、なかなか運動のための時間を取ることができないでしょう。
そこで、手軽にできる運動をご紹介しましょう。

まず、ウォーキングをする時間がある人はウォーキングが一番です。
足の運動にもなりますし、全身運動ですので全身の筋肉も動き低体温も防げます。

ですが、ウォーキングをする時間がないという人は、下半身中心の筋トレをしてみましょう。
体の約7割の筋肉が足に集中しています。
ですので、下半身の筋トレをすれば筋肉量が増えやすいのです。
特に、スクワットはポンプの役目をするふくらはぎを鍛えることができるので効果的です。

1分間に1回という、ゆっくりとしたスクワットは効果が高いので実践してみてください。
足の血行不良が改善できれば、動脈硬化も改善されますし、全身への血流も良くなり冷えを解消できます。

自分なりのストレス解消法を見つける

休んでいる暇がないという男性もいるかと思いますが、週に1度は必ず休むようにしましょう。
休日返上で仕事をしていると、ストレスを発散することもできず、どんどん溜まってしまいます。

ストレスは自律神経を乱す大きな原因となり、冷えと直結してしまいます。

休日は、体を休めたり、ストレスを解消するためにとても大切な時間です。
自分なりのストレス解消法を見つけて、休日は心身ともにリフレッシュしましょう。

睡眠不足にならないよう生活リズムを整える

枕

生活リズムが乱れると睡眠不足になりやすくなります。
朝早くから夜遅くまで仕事をしている男性も少なくありません。

ですが、生活リズムが乱れると睡眠不足になり、自律神経が乱れてしまいます。
特に30代や40代など、体力がまだまだある男性は「自分は大丈夫」と思っている人が多く、睡眠不足になりがちです。

男性の冷えは働き盛りに増えてきており、過信による睡眠不足が原因とも言われています。
仕事が忙しくて睡眠時間を削るしかないという人は、20分程度の仮眠を取る、休日にぐっすり寝るなど、睡眠不足が蓄積しないようにしましょう。

基本的には早寝早起きの生活リズムが理想ですが、仕事柄出来ないという人は睡眠不足を蓄積しないようにすることが大切です。

アルコールを控え余分な水分は取らない

飲み会の機会が多い男性は必要以上に水分を摂りすぎている可能性があります。
アルコールが招く冷えの原因についてはお話しましたので、まずはアルコールを控えることが大切です。

水分を必要以上に摂取すると体内に余分な水分が溜まり、手足のむくみが起こります。
また、体内に水分が多いと体の体温を冷やす原因となりますので、低体温になり冷えの原因となってしまいます。

ですので、まずはアルコールを控え水分の摂りすぎにも注意しましょう。

栄養バランスの摂れた食事でコレステロール値を改善

緑黄色野菜

塩辛い食べ物、アルコール、肉類の脂身、乳製品はコレステロール値を上げる原因となります。
この食べ物を見て何か気づきませんでしたか?

「居酒屋メニュー」で良く見られる食べ物や飲み物です。

接待などで飲み会が多い男性はコレステロールが溜まりやすくなります
コレステロール値が上がると血液がドロドロになり、血流が悪くなるため冷えが起こります。
また、血中のコレステロール値が上がると動脈硬化を引き起こす可能性もあるので、食生活をすぐに改善する必要があります。

コレステロール値を下げるには、野菜や海藻、魚貝類、大豆製品などを増やし、先ほど挙げた塩辛い食べ物、アルコール、肉類の脂身、乳製品は控えます。

つまり、栄養バランスの良い食事を心がけることが大切なのです。
コレステロール値が下がれば血流も改善され冷えも解消されます。

そして、冷えを改善する食べ物として、血行促進効果のあるビタミンE(緑黄色野菜や豆類、穀物など)や、手足の冷えの大敵、末端への血流不足を改善するビタミンC(柑橘類、ブロッコリー、ピーマンなど)を積極的に取り入れましょう。

また、ネギや玉ねぎ、香辛料なども体を温め、冷えを改善する代表的な食べ物ですので取り入れましょう。

ぬるめのお湯にしっかり浸かって疲れを取る

入浴するカピバラ

男性はお風呂に浸からずシャワーで済ましてしまう人がたくさんいます。
冬場でもシャワーのみという方も多いのではないでしょうか。

「カラスの行水」と言われるように、たった5分でシャワーを終わらせてしまう人も少なくないでしょう。

ですが、シャワーのみだと体は温まりませんし、疲れもなかなか取れず、疲労が蓄積してストレスがたまり血流が悪くなります。

お風呂の時間だけはしっかりとるなど対策をして38~40度のぬるめのお湯に最低15分は浸かりましょう。

熱いお湯にサッと浸かるだけでは体の芯から温まりません。
それでは、冷えの改善になりませんので、ぬるめのお湯にしっかり浸かるようにしてください。
体の芯から温めることで体内の血流が改善し、手足の冷えも解消されます。

脂肪が少ない男性は汗をかかない程度に着込む

ファッション重視の服装で冷えを招いている男性もいます。
ですが、ここで「冷え防止の服装にしてほしい」と言っても、こだわりのある人はなかなかできないものです。

そこで、ファッションもきちんと考えながら、汗をかかない程度に着込むことをおすすめします。

男性は女性より脂肪が少ないため、体全体が冷えやすくなっています。
ですので、外見はオシャレに見えてもしっかり着込んでいるというように、内側にしっかり着込むようにしてください。

最近はで肌着も温かくオシャレなものがありますし、薄手でもしっかり温かい素材もありますので、うまくこれらのアイテムを活用しましょう。

特に足の冷えが気になる人は、靴下を2重に履いたり、ふくらはぎなどズボンを履くと見えない部分にレッグウォーマーを履くのも良いでしょう。

冷たい飲み物を控え、暖かい飲み物を飲む

温かい飲み物

女性は、お茶や紅茶など温かい飲み物を好んで飲む人が多いのに対し、男性は冷たい飲み物を好んで飲む人が多くなっています。

冷たい飲み物は体の内側から冷えるので、消化器官や胃腸が冷えます。
消化器官や胃腸が冷えると、機能が低下し下痢や便秘が起こるだけではなく、冷え性の原因になってしまいます。

温められる飲み物は温めて飲み、野菜もサラダではなく温野菜として食べると体の冷えを防げます。

また、アイスクリームやジュース、冷たいデザートなどは体の内側から冷やすだけではなく、糖分が多いため血中の中性脂肪や血糖が増えて血流が悪くなります。

さらに、脂肪や糖質を熱に変換する作用が弱くなりますので、糖分が多く冷たい食べ物も控えましょう。

冷えを促進させるタバコを控える

タバコには血管の収縮作用があります。
タバコを吸って走ると酸素を送る血液が正常に運ばれないため、いつも以上に息切れするのです。

血管の収縮が起こると血流が悪くなり、末端まできちんと血流が流れなくなるため、冷えの原因になります。
男性の場合、タバコを吸っている人に冷えを感じる人が多く、血管が収縮するということは動脈硬化を引き起こす原因にもなります。

タバコは百害あって一利なしと言われていますから、すぐに辞めることはできなくても「禁煙」という方向で努力しましょう。

男性特有の冷え症には漢方が有効

男性の手足の冷えの大きな原因はストレスや運動不足、生活習慣、喫煙によるものが多いのですが、中には体質的な冷えもあります。

それは男性更年期障害です。
男性更年期障害になると体全体の免疫力が低下するので低体温になりやすく冷えを招きます。

こうした体質的な冷えが原因の場合は、漢方がとても効果的に働いてくれます。
男性の冷えに処方される漢方は

  • 八味地黄丸
  • 牛車腎気丸
  • 桂枝茯苓丸

などがあり、症状によって使い分けますので、漢方薬局で症状を話してみましょう。

男性が手足の冷えを感じたら体のSOSかも!すぐに対処法を実践しよう

女性の手足の冷えとは違い、男性の場合、重大な病気につながる可能性があります。
冷えをあまり気にしない男性もいますが、多くは自分の冷え性に気付いていません。
もし、この記事を読んで症状など思い当たることがある場合は、しっかりと冷え対策をして病気になってしまう前に改善していきましょう。

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