冷え性に悩む人は年々増加傾向にあります。
ですが、手足は冷えて痛いくらいなのに、顔や頭は火照ってボーっとしてしまう「冷えのぼせ」も多くなってきています。
冷えと火照りが同時に起こるのは「冷えのぼせ」の可能性があり、冷え性が長引き悪化した状態です。
冷えのぼせに悩む人は3人に1人というほど増えてきていますので、男女関係なく対策が必要です。
また、冷えのぼせの原因や対策は冷え性とは違いますし、冷え性対策では取り入れた方がよいことも、冷えのぼせでは絶対にしてはいけないということもあります。
では、冷えのぼせとは一体何なのでしょうか。
また、冷えのぼせを改善するにはどうすればよいのでしょうか。
冷え性の悪化型「冷えのぼせ」とは
冷えのぼせは、冷え性が悪化した状態ですが、手足は冷えるのに体や頭が熱くなるという全く逆のことが体の中で起こっています。
冷え性とはメカニズムが違いますので、ご説明しておきましょう。
冷えのぼせの症状と似ている更年期と勘違いされる人も多いのですが、冷えのぼせは20代や30代など若い世代でも起こります。
冷えのぼせになるメカニズムは、体が冷えることで脳の温度が下がることを防ぐために、脳を温めようとします。
脳の温度が低下すると脳の機能が低下し、人体の全ての機能が低下しますので、それだけは防ごうとする生命維持反応と言えます。
ですので、冷えが悪化して手足が冷えれば冷えるほど、「脳を冷やしてはいけない!」と脳はどんどん熱くなるのです。
そうなると、手足は冷えているのに頭がボーっとしたり顔が火照るなど、体の中で「冷」と「熱」の真逆のことが同時に起こります。
この状態がすでに「冷えのぼせ」になっており、冷えのぼせが長く続くと、興奮や活動を司る交感神経と、リラックスを司る副交感神経が、異常なほど頻繁に入れ替わるようになり自律神経が乱れてしまいます。
自律神経が乱れると血流が悪くなり、また冷え性がひどくなるという、負の無限ループを起こすのが「冷えのぼせ」なのです。
冷え性が悪化のステップを踏むと「冷えのぼせ」に!原因を追究
冷えのぼせは冷え性が悪化した状態ですので、一刻も早く症状を改善する必要があります。
ですが、冷えのぼせと言っても、どんな状態が冷えのぼせになるのかわかりません。
そこで、どんな冷えが冷えのぼせになっていくのか、原因を解説しながらお話しましょう。
温度差が大きい環境は「血行不良型」の冷え性になりやすい
血行不良と言えば、冷え性の原因として有名です。
夏はエアコンがガンガン効いた部屋から猛暑の外に出ると一気に汗が噴き出したりします。
また、春や秋など朝晩の温度差が激しいなど、気温の差が大きい環境は体を冷やしやすくします。
体が冷えると血行が悪くなるので冷え性になってしまうのです。
また、運動不足や筋肉量の低下なども体が冷えて血行不良になります。
手足の冷え性の原因は下記記事で詳しく解説していますので、ご参照ください。
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血行不良になると、手先や足先の末端まで血流が流れにくくなるため手先が冷えます。
ですが、内臓や頭を守るために血液が集中しているので内臓や頭は熱くなります。
このように血行不良によって起こる冷えを「血行不良型」と言います。
血行不良が続くと「水分代謝異常型」になる
血行不良型の冷えが続くと、次は「水分代謝異常型」の冷えになります。
血行不良が長く続くと、リンパ管や静脈への血流が滞り体の末端にむくみが起こります。
血液は水分ですから、血行不良により血流が悪くなることで水分の代謝がうまくいかず、むくみを起こしているのです。
末端にむくみが出るということは、体の末端にあたる手先や足先の血流が悪くなっているので、手足は冷えます。
ですが、脳は温度を上げようとするので脳が熱くなり、冷えのぼせの前段階になってしまうのです。
この冷え症を「水分代謝異常型」と言います。
男性にも増えている「自律神経失調症型」は他2タイプが併発して起こる
先ほどお話しした「血行不良型」と「水分代謝異常型」の状態が続くことで起こる「自律神経失調症型」の冷え性が冷えのぼせになります。
血行不良型と水分代謝異常型の状態が続くと、手足などの末端はさらに冷たくなり、頭は熱いままになるため、末端と頭の温度差が激しくなります。
こうなると「なんとか体温を一定に保たなければ」と、自律神経である交感神経と副交感神経が異常に働くため、自律神経のバランスが崩れてしまいます。
自律神経のバランスが崩れると自律神経失調症になり、これが「自律神経失調症型」の冷えで、「冷えのぼせ」と言われる状態が起こります。
自律神経が乱れると、血流が悪くなり血行不良になりますので、結局「血行不良型」の冷え性がひどくなり、冷えのぼせになると、冷えの無限ループにはまってしまうのです。
「冷えのぼせ」が引き起こす症状は日常生活も辛くなる
では、冷えのぼせの状態が続くと、心身にどのような影響を起こすのでしょうか。
症状によっては日常生活が辛くなることもありますので、今からお話しする症状が出ているようなら、一刻も早く改善策を行いましょう。
赤ら顔も冷えのぼせの可能性が!お肌に表れる症状
冷えのぼせになると頭が温められるため、顔が赤くなる「赤ら顔」になったり、髪や頭皮、顔のべたつきが起こります。
また、頭が熱くなることで皮脂の分泌も過剰になるため、ニキビができたり、吹き出物に悩まされる人も少なくありません。
コントロールできなくて辛い!精神面で表れる症状
冷えのぼせは、言わば「自律神経失調症型」の冷えです。
自律神経が乱れると、感情のコントロールが難しくなるため、意味もなくイライラしたり、ちょっとしたことで不安になります。
ひどくなると、何をしても落ち込みやすくなり、うつ病を発症することもあるのです。
吐き気は重症化の可能性が!体に表れる症状
自律神経が不安定になるため、体には様々な病気が引き起こされます。
自律神経が乱れると血行不良になるため、頭痛や肩こりはひどくなりますし、生理痛も悪化します。
また、精神的に不安定になるので胃腸の調子が悪くなったり、口の渇きも出てきます。
もちろん、冷えのぼせは「水分代謝異常型」も関係しているので、むくみや火照りも起こります。
そして、吐き気が出てきた時は要注意です。
食あたりでも風邪でもないのに吐き気があるときは、自律神経がかなり乱れている可能性があります。
自律神経は精神的に辛い症状が起こりやすく、何かに対して「本当に嫌だ」と感じると強い吐き気を感じます。
心で「嫌だ」と思っていることが体に吐き気で出てくるということは、それだけ精神面が悲鳴を上げている状態です。
もし、吐き気がある時は、冷えのぼせが重症化している可能性があります。
自律神経をさらに乱す!睡眠に現れる症状
自律神経が乱れると、交感神経と副交感神経がうまく働かなくなります。
通常、睡眠時はリラックスを司る副交感神経が働かなければならないのですが、自律神経が乱れていると、睡眠時に活動を司る交感神経が働いてしまうのです。
交感神経が働くと、脳や体は働こうとしますから、とても眠れる状態ではありません。
そのため、なかなか寝付けない、熟睡できない、途中で目が覚める、朝早くに目が覚めるなど、睡眠障害が出てきてしまうのです。
手足は冷えるのに汗をかく人は「冷えのぼせ」チェック
こうして冷えのぼせの話を聞いていると、「もしかして自分も冷えのぼせかもしれない」と不安に思われた方もいるでしょう。
そこで、自分が冷えのぼせなのか、そうでないのか、冷えのぼせをチェックする方法をご紹介します。
今から、チェック項目を6つ出しますので、この中で一つでも該当すれば冷えのぼせの可能性があります。
該当する個数が多ければ多いほど冷えのぼせの可能性は高くなります。
- 手足は冷えるのに、頭はボーっとすることがある
- 運動や満員電車など、体が熱くなると顔や頭から汗が噴き出る
- 手のひらや足の裏に、じっとりとした汗をかく
- 下半身は寒いが胸より上は寒くない
- 長時間の入浴ができない、もしくは苦手
- 冷たい食べ物や飲み物を飲食すると、トイレが近くなる
以上の6つがチェック項目です。
1つでも当てはまった項目はありましたか?
自分が冷え性と自覚していなくても、当てはまるものがあれば冷えのぼせの可能性があります。
冷えのぼせの人が絶対にしてはいけない4つのこと
では、チェック項目を試して冷えのぼせと分かった人も、元から冷えのぼせと気づいている人も、これから冷えのぼせの対策をお話していきます。
冷えのぼせは放置していても負の無限ループに陥るだけですので、一刻も早く改善する必要があります。
ですが、冷え性の改善とは違い、「冷え」と「熱さ」が混同している冷えのぼせには、絶対にしてはいけないことがあります。
冷えのぼせ改善対策をお話する前に、これだけはしてはいけないという大切なことを先にお話しておきましょう。
長時間の入浴は危険!事故につながる可能性も
冷え性の場合、ぬるめのお湯に浸かってじっくり体を温めるのが良いのですが、冷えのぼせの人は長時間の入浴は危険です。
冷えのぼせの場合、体の芯まで温まる前に、脳の温まりの方が早くのぼせてしまいます。
のぼせるとめまいを起こすこともあり、お風呂場で転倒すると危険です。
冷えのぼせの人は長時間の入浴や、無理な入浴は控えるようにしましょう。
首と肩を冷やすのはNG!さらに症状が悪化することに
冷えのぼせを改善するには、血流を全身に送り、効率よく全身を温めることです。
冷えとのぼせが混在しているので、頭の熱さを冷やすために、頭に近い首を冷やそうとする人がいますが、それは大きな間違いです。
全身を温めるためには、首と肩を温める方が効率が良いのです。
首には大きな血管が通っているだけではなく、重い頭を支える筋肉もありますので、首を温めるだけで効率よく全身を温めることができます。
また、首の後ろを温めると副交感神経が働き、体がリラックス状態になるため、眠りにつきやすくなりますし、自律神経の乱れも改善されます。
首のつまった服は冷えを促進させる
「そうか!首を温めればいいんだ!」とタートルネックのような首のつまった服で温めたいところですが、冷えのぼせが悪化するのでNGです。
冷えのぼせの人は頭が熱くなりやすいため、首の詰まった服はのぼせた時に熱を放出できず汗をかいてしまいます。
かいてしまった汗も、首まで詰まっている服だと汗を逃がすことができなくなり、結果的に体を冷やしてしまうのです。
冷えのぼせは、首を温めるのではなく「首の後ろ」を温めます。
服装は、頭の熱や汗を放出できる首元の開いたものにしましょう。
足が冷えていても寝る時の靴下はNG
冷えのぼせの人は、足首を温める必要がありますが、足先は温めてはいけません。
冷えのぼせは自律神経の乱れから起こっています。
そのため、寝ている間も脳は緊張状態で汗をかきやすくなっています。
寝ている時は足の裏が最も汗をかきやすく、靴下を履いて寝るとむれてしまい、無意識の間に靴下を脱いでしまうのです。
汗で冷えた上に、靴下を脱いだ足先は冷えがひどくなり、冷えのぼせを悪化させてしまいます。
冷えのぼせの改善法は冷え性改善法とは違う!対策を間違えないで
では、冷えのぼせの人がやってはいけないことが分かりましたので、正しい冷えのぼせの改善法をご紹介しましょう。
先程の「やってはいけないこと」でもお分かりかと思いますが、冷えのぼせの改善法は冷え症の改善法とは違います。
間違って実行しないように、しっかり改善法を把握しましょう。
まずは一般的な冷え性の原因になることはしない
まず、冷えのぼせは冷え性が悪化した状態ですので、「冷え性の原因」となることはしないようにしましょう。
- 冷たい飲み物を飲みすぎたり、冷たい食べ物を食べすぎる
- ファッションを気遣うあまり薄着になる
- 偏った食生活
- 生活リズムの乱れや睡眠不足
- ストレスを溜める
などは、冷え症の原因となりますので、しないようにしましょう。
温めるだけでは改善しない!温める場所と冷やす場所を間違えないで
冷えのぼせで最も大切なのが、「温める場所」と「冷やす場所」があるということです。
冷え性の場合は、とにかく温める改善法が多かったのですが、冷えのぼせは、「冷え」と「熱」が混同しているので、温めるだけでは改善しないのです。
温める場所は、「首の後ろ、お腹、お尻、足首」です。
この場所を温めると、効率よく全身が温まります。
先程お話ししましたように、特に首の後ろは自律神経を整えることにもなりますので、冷やさないようにしましょう。
お腹を温める時はカイロや腹巻、足首を温める時はレッグウォーマー、首の後ろはホットタオルなど、それぞれを日常的に温めるようにしましょう。
温めグッズを下記記事でもご紹介しておりますので、冷えのぼせ対策に試してみてください。
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次に冷やす場所は「顔、脇、手先、足先」です。
この部分は火照りを感じやすい場所ですので、一時的に熱を逃がすために冷やします。
常に逃がすわけではなく、火照りを感じた時に熱を逃がす場所ですので、普段は特に冷やす行動をする必要はありません。
ファッションは体温調節しやすい重ね着がよい
冷えのぼせの人は、のぼせやすく冷えやすいので、体温調節のしやすい服装がベストです。
薄めの服を重ね着すると体温調節がしやすくなりますし、冬場の寒い時期に首元の開いた服を着るのはとても辛いので、ストールなどで調節しましょう。
暖房の効いた部屋に入った途端、頭がボーっとしたり汗を大量にかいてしまいます。
温かい室内に入って汗をかいて体を冷やさないように、インナーは速乾性のあるものにしたり、吸汗性の優れたのものにするのも良いでしょう。
副交感神経を優位にして冷えのぼせを改善
冷えのぼせは自律神経の乱れから起こっていますが、冷えのぼせを改善するには副交感神経を優位にすることが大切です。
冷えのぼせの人は常に交感神経が動いて緊張している状態ですので、なかなかリラックス状態にならず眠ることも困難になります。
ですので、副交感神経を優位にするために腹式呼吸がおすすめです。
睡眠前の5分ほどでできるので、実践してみてください。
まず、仰向けに寝てお腹の上に軽く手を乗せます。
その状態で、ゆっくりとした腹式呼吸を10回ほど繰り返すだけです。
あとは、寝室をリラックスできる環境にします。
好きな香りのアロマを炊いたり、触り心地の良い寝具やパジャマにしたり、真っ暗にして寝るなど寝室環境を整えましょう。
また、寝る直前にパソコンやスマホを見ると交感神経が優位になってしまいますので、見るのであれば寝る1時間前までにしましょう。
冷えのぼせ改善が得意な漢方薬を取り入れる
冷えのぼせは冷え性の悪化が招いているため、「漢方で効くの?」と思われているかもしれませんが、実は、漢方薬は「冷えのぼせ改善」が得意なのです。
漢方薬の処方は医師や漢方薬局の人にお任せした方が良いので、自分の症状などを話して漢方薬を処方してもらいましょう。
ちなみに、冷えのぼせに処方される漢方薬は、
- 疲れや寝汗、手足の冷えがある。体力の低下が著しい=「人参養栄湯(にんじんようえいとう)」
- 月経不順、火照り、足腰の冷え、更年期障害、不眠=「温経湯(うんけいとう)」
- ときどき肩こりや頭重、下腹部痛、のぼせ、足の冷えを感じる、比較的軽度な冷え性=「桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくにいん)」
- 体力低下や疲れが激しい、消化機能の低下、多汗、夏痩せ、食欲不振=「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」
- 体力が低下気味、疲れ、手足の冷え、寝汗、食欲不振=「十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)」
などがあり、薬局でも販売されていますが、きちんと冷えのぼせを改善したいなら、一度医師や漢方薬局で処方してもらった方が良いでしょう。
適度な運動で新陳代謝を上げる
一般的な冷えも、「血行不良型」も「水分代謝異常型」も「自律神経失調症型」も、どんな冷えでも血流が悪くなることで起こっています。
ですので、ウォーキングなど適度な運動をすることは新陳代謝を上げ、血行促進効果が得られるので症状を改善することができます。
また、適度な運動を日常に取り入れると筋力アップにもなり、冷えの改善スピードは早くなります。
冷えだけではなく、健康のためにも適度な運動は日常に取り入れましょう。
食べ物やサプリを使って体を温める
冷えを改善するには、体を温める根菜類やショウガ、唐辛子などの食べ物を取り入れると代謝も上がり血流も改善され、冷えのぼせの改善につながります。
ですが、毎日冷え改善のために同じような食べ物を取り入れるのは大変ですし、飽きてしまいます。
ですので、栄養を補助する目的でサプリメントを取り入れるのも良いでしょう。
下記記事に、冷えに良い食べ物やサプリメントを詳しく紹介しています。
体内から冷えを改善するためには、食べ物がとても大切になりますので、一読してください。
もっと詳しく!
冷えのぼせは「一時ケア」と「日常ケア」が大切
冷えのぼせは、単なる冷え性とは違い、冷え性が悪化したものです。
つまり、冷え性を放っておくと治るどころか、ひどくなるということがわかりました。
ですので、冷えのぼせになってしまった場合、これ以上悪化して病気に進んでしまわないように一刻も早く改善することが大切です。
冷えのぼせの改善ポイントは「一時ケア」と「日常ケア」です。
「一時ケア」でのぼせやすい部分は一時的に冷やす、「日常ケア」で温めなければいけないところは日常的に温める、ここをきちんとしていけば冷えのぼせは改善されていきます。
辛い「冷えのぼせ」は正しいケア方法で乗り切りましょう。